43_解散: ドボルザークの「弦楽三重奏のためのミニアチュール」

弦楽愛好家、熟年チェリスト、自称、出来ない男の悲哀。

あらすじ
これは、平均年齢七十二才以上のアマチュアの8年も続いている熟年カルテットのお話。
たまたま弦楽器を嗜んでいる4人が集まり、弦楽四重奏団を結成して、少しずつ合わせ練習をしながら合奏の喜びを共にするという光景はそこここに見かけるものである。
シリーズでは解散例も多々ある。本タイトルでは、趣味で楽しむために弦楽四重奏をする場合に発生してくる問題点を取りあげている。
音程やテンポ感が足りないメンバーにとっては、楽しいはずの合奏の場が苦しみに変ってしまう時もある。そしてこの物語では悲しい結末を迎えてしまう。
最後にチェロの欠けた三人による「ドボルザークの三重奏曲*」が、深い後悔と悲しみと共に演奏される。
人の生き方そのものをも考えさせられる作品だ。

(*) 前記三重奏曲の編成は当然バイオリン、バイオリン、ヴィオラである。このような希有な編成の、しかもアマチュアでも楽しめる曲をドヴォルザークは残してくれた。

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