41_トリオ・ソナタ: バッハ『音楽の捧げもの』

舞台はアマチュアオケ。聡子はバツイチで、暗く容姿地味なバイオリンを弾く女性。最近転勤して入団したちょっと容姿風貌のいいチェロを弾く中年のかっこいい男に声をかけられた。

あらすじ
その男はめっぽう室内楽好きで、新しい赴任地で早速四重奏を始めようと、その地味な聡子を誘いメンバー集めを頼む。一応メンバーが決まるが、ヴィオラが仕事上多忙でまともに練習に集まれず、ヴィオラ欠乏状態に苦しむ。
自然な帰結として、残りのメンバーで、弦楽三重奏で演奏できる名曲、バッハのトリオ・ソナタをやる羽目になる。聡子は地味な上にバイオリンの演奏も冴えない。
本シリーズで例の如く、この素晴らしいバッハの曲の練習風景が詳細に描かれており、特に冴えない聡子の演奏や心理状態が良く表されている。読んでゆくにつれて、同好の氏なら一度この曲を聴いてみたり、あるいは弾いてみたくなるかも知れない。
何度かは4人集まることが出来たが、結局ヴィオラの欠けたまま日が過ぎていった。読む方は「何とか4人集まれ!」と応援したくなるが。。。
この事実上の「弦楽三重奏団」はその後どうなるだろう?晴れて「四重奏団」になることができるのか?
背後では、驚いたことにバツイチの冴えないバイオリン女性とイケメンのチェロ男性との間にロマンスが生まれる。
さらに物語は進展してゆく。。。

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